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祝!第10回読書会

そうなんですよ、今年にはいってから全然レポしていませんでしたが、
読書会、なにげに10回目です。
本家「ジェーン・オースティンの読書会」の6回を上回る盛り上がり。
備忘録として、第6~9回の課題図書は以下の通り。

第6回 「プレーン・ソング」 保坂和志 @恵比寿で鍋
第7回 「存在の耐えられない軽さ」 ミラン・クンデラ @天王洲でブルガリア料理
第8回 「燃ゆるとき」 高杉良 @築地で刺身など
第9回 「道頓堀川」 宮本輝 @広尾でお好み焼き

えー、誰がホストだったかすぐ分かってしまうくらい、方向性バラバラで(笑)
それがまた「自分だったら絶対読まない」ものも「読んでみる」きっかけになるのも
まあ、いいところかな。

ということで、記念すべき第10回は初のマンガ。青年劇画「サンクチュアリ」ですよ。
祝!第10回読書会_c0051457_21363443.jpgカンボジア難民だった幼馴染の二人が日本を変えるべく
一人は表(政治)、もう一人は裏(ヤクザ)の世界へ…という熱きストーリー。
場所は@六本木はロアビル最上階のエラワンにて東京タワーを眺めつつ…という。
ヒルズやミッドタウンでなく、ロアビルってところがまたよかったな~。
一人増えて現在7人のメンバーが久々に全員揃い、
この漫画で人生変わった、というスペシャルゲスト氏もあり、
タイ料理を食しながら大いにテンションあがって大盛り上がり。

われら女子はついこのなかでどのキャラがいいか、とか
誰に感情移入するか、で盛り上がりがちだったのですが、男性諸氏はそういう読み方は
全然しないようです。世界観で読むというようなことを言っていましたが。
女は木を見て、男は森を見る、ようなものなのかな、と話していたのですが
そのあたり、もうすこし掘り下げてみたいとこです。
でも、やっぱりこのマンガは男のロマンだな、という感じがしました。

あ、あと今回から昨年10月に文庫本がでた柄谷行人「定本 日本近代文学の起源」を
1章ずつ読み進めるゼミも開講(笑)。完全に趣味です。すみません。
学生の頃に読んだ本が全面改稿ということで読みなおしてみたかったのを
メンバー巻き込むなって笑。学生のときみたいだ、と言われつつも
それなりに面白がって読んでもらっている(?)ようで、これも引き続き楽しみです。


サンクチュアリ(小学館文庫)
史村 翔 池上 遼一


エラワン六本木店、何気にトイレがガラス張りですごいです。
13階なんで至近にビルはないけど、どっかから望遠鏡でみたら
お尻丸見えだよなーみたいな笑。
夜景に向けてお尻をさらすという、ちょっと倒錯的な気分が味わえます。さすがギロッポン。

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