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なんだかあっという間に年末でございます。
昨日は18年の知己、フナ味噌嬢、吉永嬢となにげに4年くらいの知己、お城嬢との
「紅桃歌合戦」(byお城嬢)@浅草で年末らしい締め。おもろかった~。

さて、ただいま実家。母親のPCから更新しとります。
9月に6年越しのmy powerbookがいきなり前触れもなく壊れてしまって、
MICROSOFTはVISTAのDELLのノートについに乗り換えたのは前に書いたんですけど。
実はなんだかしっくりこない違和感がずーっと続いていて。
やっぱりmacがいいかも、ユーザビリティはともかくなんか美意識が違うっていうか、
みたいなことを、つらつら友達に漏らしたりもし。

そんなうちに今月になってたまたま行きつけ(笑)の中野BOOK OFFでc0051457_142847.jpg
スティーブン・レヴィの「i podは何を変えたのか?」を発見したのでした。
前にレビューも書いた「ハッカーズ」がすごいおもしろかったので、
とりあえず購入して読み始めたのですが。

読んでいくうちに自分が感じていた違和感のわけがわかってしまった、期せずして。
i-podがどのような信念のもとにつくられて、
どのようなインパクトをPC業界に、音楽業界に、人々に与えたのかが
書かれているのだけど、それは必然的にアップルという企業と
70年代にそれを産み出し、21世紀に再生させたスティーブ・ジョブズの信念を語ることになる。

わたしは基本アナログ人間なので
別に熱狂的なmacフリークではないし(だから今回は汎用のきくwindowsにしちゃったんだけど)、
初めてのmyPCであるpowerbookG3を買ったのは2001年だし、
i-podを買ったのも去年。
最初にpcを買うときも絶対macという意気込みでもなく、
「ハワイでpowerbookG3に向かって小説を書き上げた」という村上春樹のエッセイの
一文に心引かれたのと、
ibook もしくは powerbook、というラインナップの潔さに迷いのなさを感じたからなんだけど、
実はこの2つのラインナップこそが、90年代後半にアップルに復帰したスティーブ・ジョブズの
戦略だったこと、
そして去年i-podを買ったときの驚きもやっぱりジョブズの信念に呼応していたことに
まあ要するに単にまんまとはまっていたわけなんですけど、ちょっとびっくりしたんだな~。

で、PCにおけるmacのシェアがたったの4%ってのもかなり驚いたんだけど(←遅。でも疎いんで許してよ)、
そこでやっぱり思ったのがマイノリティはマイノリティの美学があってこそ
存在価値があって、またその美学たらしめるのもマイノリティだからこそだったりするってこと。
仕事をしていても、生活していてもマジョリティであることであきらめなきゃいけないことが
あるっていうのはやっぱり感じるし、マジョリティのつまらなさっていうのはやっぱり、ある。
いまさらだけど。
まあ自分を鑑みてマジョリティなところも、マイノリティなところもあるわけだけど
敢えてマイノリティのとこは書かないにしても、それなりの意識を持って対峙することで
マイノリティゆえのおもしろみっていうのは持っていたいな、と。美学とまではいわないにしても。
この本でそのヒントをもらえたような気がしてます。

まあ、本にも書いてあるけどi-podに関しては現在ポータブル音楽プレイヤーの
圧倒的マジョリティであって、なにもあきらめることなくこの地位にいるのはまさに驚異的なだけに、
これからの行く末が楽しみでもあります。

だから、やっぱりわたしはmacがほしい、っていうのは実際に買うわけじゃなくて。
(欲しいけど。てか前からも人には言っているけど周辺機器丸ごとなら間違いなくmacにすると思う)
仕事でも生き方でも、そういうことです。
2007年の締めってことで、まとめてみました笑。

ではでは皆様よいお年を。来年もよろしくおつきあいくださいませ!


『i-podは何を変えたのか?』(2007)
スティーヴン・レヴィ
ソフトバンク・クリエイティブ


こういうノンフィクション系ジャンルは疎いのですが、流行ものをとりあげても
ビジネス書にはならない、なんていうか文学性を感じさせるこの人の本は
個人的はとても好きですね~。

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ここ数年すっかり情報感度が衰えている自分。
c0051457_093297.gifこれが年をとるっていうことなのかしらん。
気がついたら、エグベルト・ジスモンチが来日してた。
こりゃいかんといろいろチェックしてみたら、アラン・トゥーサンも
来ていたんだ…なんかまだ見逃してそう…おおっつ
アヴェレイジ・ホワイト・バンドが来日!
これは!と思ったらなんてことない、1年前にも来ていたらしい(汗)。
ま、とにかくリザーブしたのが(ブルーノート東京ね)11月はじめ。

それとは別なんだけど、
夏ごろに本やらなんやら詰め込みすぎて本棚の棚板が抜けてしまい。
ずっと検討していた本棚をついに購入。2週間にわたって本棚リノベーションを行ったのです。
まずは壊れた本棚から本やCDを出して、もらってきた段ボールにつめる。
って引越しですか、って感じだけど、でてくるわでてくるわ
部屋にうず高く積み上がり、部屋を占めた量はまさに引越しの様相。
こりゃ安い本棚とはいえ壊れるのも無理ないわ、ごめんね~、である。
それにしても、このレコードやCD。。。
金額換算したらいくらになるかということは考えないにしても
まさに青春の残滓という感じである。思えば遠くへ来たもので。。。

とにかく翌日、届いた本棚を設置して段ボールの中身を詰める。
かなり処分もしたものの、あまりの量に全部入るか不安になりつつ、
とにかくほぼ収まる!部屋すっきり、やった~~。
ただしバッファーなし。もうこれ以上は本もレコードも入らない、
という状態ではありますが。

もうちょっと処分しようかとも思うが、ふんぎりがつかないのです。
まだわが青春(笑)に後ろ髪ひかれる思い。
偶然このリノベーションのあと、打ち合わせ中@仕事に話題になった
カレン・キングストン『ガラクタ捨てれば自分が見える』を読んだのですがc0051457_0113739.jpg
そのなかにこんな一節が。

  私たちが何かを集めたいと思うのは、それが「たまたま偶然」であっても、
  実は自分の成長のために何かを欲している本能のなせる技なのです。
   その時に自分が必要としている波動ですから、否定する必要はありません。
  でも人生は常に変化していて、それらの集めたものは、本質を自分のエネル
  ギーの中に取り込み終われば用済みなのです。そしてもう何か新しいことを
  始めて良いのです。

片づけることが精神論的に語られているこの本では
古いものを捨てることで、新しいものが入るスペースをつくらないと
あなたが停滞する、というようなことが随所に語られていて。
そんなこと今まで思ったこともなかったけど、
30代も半ばを過ぎた今、確かにそうなのかな、と思う。
古いものを眺めてノスタルジーに浸る時間があるなら、
そのスペースに新しい何かを取り込んで、今の自分を生きたほうがいい。
本棚のスペースに限りがあるように、自分の時間にも頭のなかにも
キャパシティーはある。間違いなくさらに増え続けていく「自分の過去」より
これからの自分に比重をおけるようであること、そのバランスはこれからの生き方に
すごく重要になってくるのだろうな。
思えば、過去という過去もない20代から今までは自分を積み上げることだけに注力してきたのであって
その結果がこの本棚の中身、ということなんだろう。

だからといって、ばっさり捨てたりはしませんけどね。
憧れは書斎、なんで。ただ、これからの人生は、常にそういう意識をもって過去やモノに対峙していく、
という視点に気づかされました。これも一つの成熟なのかしらん。

ということで片付いた部屋に満足しつつ、AWBのライブに赴いたわけですが。
私がブルーノートに行くときは対象に深い愛着があるので、
「出てる人達はよく知らんがブルーノートでごはんしながら、ジャズとか
聞いちゃう自分」みたいな合コンみたいな一部雰囲気にいつもながら気恥かしさを感じつつ、
AWBを観ておきたい自分ってたぶんノスタルジアだよな、と思いつつ、
複雑な思いで席に座っていたのですが、
2曲目の「when you will be mine」でしっかり心わし掴まれてしまい、
結局は最後までノリノリ(笑)で観てしまったので、まあ現在進行形かなっと
いうことで自分に納得しました。そんでずっとCDとかレコード聴いているんだけど、
自分的には未だ新鮮な感じはあるかも。。。
ということはカレン的にはOKなわけで、だからまあまだやめらんないな~。

average white band
11/25(sun)
@Blue Note Tokyo: 1st set

『ガラクタ捨てれば自分が見える~風水整理術入門』(1999)
カレン・キングストン(小学館文庫)


買った本棚は一緒にお仕事しているデザイナーYさんおすすめ
ラチスでございます。というか、事務所で打ち合わせしてた時に見てて
頑丈そうだな~と思い、「その本棚いいですね」と聞いてしまいました。
お揃いに近いスライド本棚も一緒に。グリッドが奇麗なので、
おさまった本たちを眺めては、にまにましてます。(←馬鹿)

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