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連休明けのけだるい今朝のオフィス、盟友F嬢から一通のメールが…

subject:キャロル・キング&ジェイムス・テイラーだって~行くよね!

げっ!ホント~~!も、もちろん行きますとも!
いくら頭の毛がなくなっていようとも、なんとしても死ぬまでにみたいベスト3ですから!
(ちなみにこのブログの写真はJTのアルバム)

そしてサイトをチェックしたらさらに驚愕!!!
↓↓↓
【来日予定メンバー】ダニー・コーチマー(g)、ラス・カンケル(ds)、リー・スカラー(b)

ええ~!!!まさかこのメンバーでみれるとは!
去年のキャロル・キング来日時は「チケットが高すぎる!」とかいって
結局行かなかったけど、今回は行きます!チケット高いけど!
武道館がユーガッタフレンド大合唱になろうとも!

実はつい10日前に縁あって、
15年ぶりくらいにブートDVD(昔はビデオだったわけですが)を買ったんですよ。
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キャロル・キングやジョー・ママをバックにしたジェイムス・テイラーのライブ。
ジェイムス・テイラーはなんつっても素敵だし、
コーラスをつけているキャロル・キングとアビゲイル・ヘイネスがすっごくかわいかったりして
激しく感動していたのですが、ええ、これ(に近いもの)が見れるの!?
しっかし、これも「呼ばれた」のかなー。タイミングよすぎ。

というわけで、我こそはというかた是非ユーガッタフレンドを歌いにいきましょう!(いないか。)

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モロッコのことももう少し書こうと思っているのだけど、本のことを書きます。
読書会、第10回目までは書いたけど、そのあとも一応順調に続いていて。

第11回 7月「蜘蛛女のキス」マヌエル・プイグ (@表参道のブラジリアンカフェ)
第12回 8月「1Q84」村上春樹 (@渋谷のアメリカンダイナー)
第13回 9月「風に舞い上がるビニールシート」森絵都(@表参道のスペインバル)
第14回 10月「木曜組曲」恩田陸(@熱海のI氏邸)

なんかベタなラインアップですが。。。。まあしょうがないけど。
大好きなプイグは別として、こんな機会がなかったら読まない本なので、
貴重ではあります。「1Q84」もたぶん文庫になるまで読まなかっただろうな。。。
と思うのですが、読んでみたらベストセラー街道まっしぐら中に読むのも悪くない、
と素直に思うところがあったので、その「1Q84」のことを書きます。
借りて読んだので、手元にないんだけど笑。

わたしは熱心な春樹フォロワーではないけれど、
長編小説は2000年代の作品より前のものは大体読んでいたのですが、
(「スプートニクの恋人」にがっかりしてそのあとから読んでない)
「1Q84」を読んでちょっとびっくりしたんですよね。
すごく簡単に書くと「これって『羊をめぐる冒険』じゃん。」って思ったのと、
「村上春樹ってこんなに社会派っぽかったっけ?」って。
「社会派」っていうのは、より色んな人に間口が広がった感じがした、
という意味なんだけど。恋愛とか暴力とかの要素が全般にわかりやすく、
より色んな切り口で共感を呼びやすい小説になっていると思ったわけ。

先にも書いたように熱心なフォロワーじゃないので、
インタビューとかちゃんと追いかけているわけじゃないんだけど、
99年のインタビューで「コミットメント」と「デタッチメント」について
語っていたことを思い出した。自分は今まで「デタッチメント」の小説を書いてきたけど、
これからは「コミットメント」の小説を書きたい、というようなこと。
ちょうどサリン事件の本を出したあと。この小説がそういうことなのかな、と思ったら
急にまだ読んでいない2000年以降の作品を読んでみたくなって「海辺のカフカ」を読んでみた。

そしたらまたびっくりしたんですよね。また同じ話で、
しかもどうして村上春樹が同じことを書き続けているのか、
ということの答えがそのまま書いてあったから。

  これだけは覚えておいたほうがいい。結局のところ、佐伯さんの幼なじみの
  恋人を殺してしまったのも、そういう連中なんだ。想像力を書いた狭量さ、
  非寛容さ。ひとり歩きするテーゼ、空疎な用語、簒奪された理想、硬直された
  システム。僕にとってほんとうに怖いのはそういうものだ。僕はそういうもの
  を心から恐れ憎む。なにが正しいか正しくないか-もちろんそれもとても重要
  な問題だ。しかしそのような個別的な判断の過ちは、多くの場合、あとになっ
  て訂正できなくはない。過ちを進んで認める勇気さえあれば、だいたいの場合
  取りかえしはつく。しかし想像力を欠いた狭量さや非寛容さは寄生虫と同じな
  んだ。宿主を変え、かたちを変えて、どこまでもつづく。そこには救いはない。

だから、村上春樹も主人公を変え、かたちを変えて、同じ物語を繰り返している、
ということに遅ればせながら気がつきました。
そう、先だってオーウェルの「1984年」も読んだんですよね。
これも上の引用にあるようなシステムの話。
だから「1984年」からインスピレーションを受けた、というのもわかる。

で、そう思うとやっぱり凄いのは多くの人を引きずり込むその「物語力」。
長くなったので、いったんここまでで。

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モロッコの家は外に開かず、内に開けている。
と、何かの本に書いてあった。メディナ(旧市街)は城壁に囲まれ、
外側から中はうかがえない。一歩メディナの路地に踏み込むとこれも
細い路地の両脇にはドアと小さい窓のついた壁が聳え、
時々そのドアを人が出入りするけれど、やはり中はうかがえない。
まったく異世界に取り残されて、街から拒絶されているような気分になる。

モロッコのメディナが迷路のようだ、といわれるのは
この高い壁にかこまれていることも大いに由来するだろう。
例えば東京でも、雑司ヶ谷のあたりとか
車も入れない路地がうねうねと続く地域はまだあるけれど、
両脇には植木があったり人の生活の感じがあって、
あまり迷路、という感じはしない。

それにしても最初に訪れたマラケシュで、
アメ横が延々と続くようなメディナにはおののいたけど、
フェズのメディナはさらに凄かった。曲ってきた方向を覚えているつもりでも
いつのまにか入り曲がり、方向感覚が完全に利かなくなる。
時々人に聞いたりもしたけれど、それでチップを要求されたり
だまされたりするようなこともある、というからなかなか緊張する。
いつのまにか路地の先は暗くなり、両側を閉ざされた壁が無言でせまる。
とにかく迷ったら戻る、を鉄則に2日目にはようやく少し
歩き回れるようになったけれど、入ってきた出口に戻れると
クリア!という感じで本当にほっとした。

けれども、そんなメディナの家々も中にはいるとパティオがあり、
緑に彩られた空間が広がっているということだ。
今回マラケシュとフェズでは、日本でいえば民宿というかペンションのような
メディナの邸宅を改装して宿にしたリヤドというところに泊まった。
部屋数が10程度しかなくて、家族経営しているところが多い。
やはり、入口は無愛想な壁にドアが付いているだけだけれど、
中に通されると、吹き抜けのパティオが広がっていて、
到着をすると、まずミントティーでもてなしてくれる。
移動で疲れた体にミントティーの清涼感と甘さが本当に沁みて、
吹き抜けの空を見上げながら、内に開かれている、ということは
こういうことなんだな、と納得した。
マラケシュのDar Anikaは西欧人らしき夫婦が経営していてものすごくモダン、
フェズのRIAD GHITA(音が出ます)は生粋の家族経営で伝統的なモロッコスタイル、
違ったタイプの宿が楽しめた。どちらも朝食は屋上で。
温帯植物に囲まれてメディナを見渡しながらのモロカンブレックファーストは
本当に気持ちがよかった。モロッコ行くならリヤド滞在がお勧めです。


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Dar Anikaの屋上。こんな屋上欲しい。。。
ま、モロッコでもお金持ちだけのものでしょうけど。。。

ちなみにカサブランカでは普通の観光ホテルだったのだけど、
たいてい海外の中級ホテルは内装などに70年代の香りがして、
これも結構好きだったりします。去年のチェコはチェスキークルムロフで
泊まったホテルなんかも、まさにそんな感じで好みでした。
日本のホテルにはない味ですな。

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