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すっごく久々に更新します。
先にも書いたようなtwitter の twitterたる所以にすっかりハマりました。
mixiもすごいと思ったけど、twitterの距離感たるや。
全然知らない人と音楽ネタで盛り上がったり、15年以上ぶりに旧友に再会したり。
140文字という絶妙の世界観に慣れてしまうと、
腰を据えて文章を書くことも読むことも、ちょっとテンポが違う感じで。。。
あとは、ライブに行きまくっている、というのもありますね。
ここ5年くらい遠ざかっていたのが信じられないくらい行ってる笑。

ということで色々な要素から音楽ウェーブが盛り上がってる2010年、
読書ペースが落ち気味なのですが。
1Q84のレビューも続きを書こうと思っていて止まったままになっていたのだけど、
BOOK3 を読んで激しくガッカリしたので、久々にレビューを書くことにしました。

BOOK3の世間的評価ってどうなんだか全然知らないけど、
c0051457_22135839.jpgわたしははっきり言って酷い、と思った。
1,2で村上春樹が自分のポピュラリティをあえて逆手にとって
挑んだようにみえた問題提起は全くなくなっていて、
何の展開も発展もない後日談がはっきり言って
だらだら続く。600ページも。
正直、途中からかなりうんざりしてきたのだけど、
もしかしたら最後になにかあるかと思って読み続けたら、
最後までなにもなかった笑。「もしかして話題になりすぎた1,2へのアンチテーゼとしてあえて駄作を提示したのか?」とか考えちゃったよ。
いや、わかりやす~いハッピーエンドで喜ぶ人もいそうですけどね。

1,2を書いた直後の村上春樹のインタビューで
「続きを書くつもりはまったくなかったけど、書き終わったら書きたくなったので
続きを書き始めた」的なことを言っていたけど、それがこれ?
村上春樹はこの作品をセンチメンタルな叙情小説にしたかったのだろうか。
個人的には村上春樹はすごく好きな作家というわけではなく
「スプートニクの恋人」でがっかりして2000年代の作品は読んでなかったのを、
読書会の課題図書になったので「1Q84 BOOK1,2」を読んで感心して
「海辺のカフカ」をさかのぼって読んだりしたので、本当にがっかりした。
またしばらく村上春樹を読まなくなりそうだ。

1,2で行われていた、自らが持っている長編作家としての「物語力」でもって
あえてポピュラリティな要素を取り入れ、文体スタイルを変えて挑み、
多くの人に届けようとしたもの、
それがこのBOOK3に帰結しているとは私は思いたくない。1,2がかわいそうだ笑。
作家自身が、そしてほかの読者がどう思っているかはわからないけど。


1Q84 BOOK3(新潮社)
村上春樹

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